253160 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音の棲む場所より

音の棲む場所より

ブックトークのために(2月)

このパターンの台本はいくつか残っているのですが
一番典型的なものを、ここにストックしておこうと思います。
2月用(まめまき・冬・卒業前などがテーマ)です。
大型プロジェクターは会場に完備されていました。
音響はキーボード(コルグ88鍵他)とマルチパーカッションの
インプロヴィゼーション(即興)で行いました。
雰囲気を残すために「手順をしめすための『ト書き』」もそのままで。

「2月の「なりきり探検ツアー」台本」より

開演2分前。 カーテンしめる。
開演1分前 客席暗転する。 
開演時、舞台も暗転。
プロジェクター扉とシロ扉をあける。(プロジェクター保護用扉)

開演アナウンス
 ただいまより 2月の「なりきり探険ツアー」を開演いたします。
 ごゆっくりお楽しみください。


アナウンスの後、黒カーテンもあけて スライドON

スライド1「開幕」
キーボードファンファーレにのせて 
全員で「なりきり探険ツアー ヴォリューム・ツー」と大きな声で叫んで、
定位置にスタンバイ。
スタンバイを確認して舞台12客席1を明転 
CDのNo1をかける「はじまりのうた」

スライド2「はじまりのうた 歌詞」
「はじまりのうた」合唱(手話付き)
   ようこそみなさん こんにちは ごきげんいかが  ~間奏にて~

司会者(中学生)
 「はーい みなさん きょうは なりきり探険ツアーにようこそ。
  わたしは きょうの司会を担当する●○です。」
アシスタント(小6) 「アシスタントの○●です。」
二人      「どうぞよろしくおねがいします。」
(↑3月で中学生は「オモテ」から引退しますので、引き継ぎの公演です)

司会 「○●ちゃんアシスタントははじめてですが、どうですか?」

アシスタント 「ちょっとどきどきしてます・」

司会  「いいですねえ。 かわいいですねえ。 
     今日は、2月ということで
     鬼のお話を用意して、みなさんにご紹介しましょう。
     では おたのしみに!」
(合唱)
ようこそみなさん こんにちは ごきげんいかが  
わたしたちのはなしを きいてください
そらはじまるよ そらはじまるよ そらはじまるよ そらはじまるよ

「そらはじまるよ・・・・」
で 司会二人を残して全員下手に退場(すぐにスライドチェンジ)

スライド3 「節分の鬼」

司会二人  画面をみて驚いて頭をおさえてすわりこむ

司会「うわ~! いきなり でちゃったよ~! はやく豆まいてまいて」

アシ「豆 じゃ きかないみたいですよ~! どうしましょう!」

二人「たすけて~!」

スライド4「時のドラゴン 勇者の剣と時の卵」

ドラゴンの声(中学生)
 「ちょっと君たち、何をこわがっているの? 
  1月の探険ツアーで、
  「勇者の剣」と「時のドラゴンの卵」をもらったはずだろう?」

(↑この「ツアー」は1月~3月の3部作でした)

司会「その声は、時のドラゴン君だね。
   そうだった。この勇者の剣でやっつけてやる。」
 
(司会さん!剣をのばして かっこよくきめてくれ!)

アシ「(ポケットからたまごをだして) 
   で・・・・ これは どうやって使うんですか?」

司会 「そ・・・それは~~
    しまった 前の司会者に使い方きくのわすれちゃった。
    他にも何か忘れてるような・・・」

ドラゴンの声「魔女の帽子はどうしたんだい?」
(↑実はこの声の子が前回の司会者でした)

スライド5「魔女の帽子」

司会 「そうだった 帽子、帽子っと」
(画面にてをのばしてとろうとするが、アニメーションで動くので)
    「あれ・あれあれあれ? 動いてる! やだ~ どうしよう! 
     待って~ 帽子~!」

(アシさんは司会さんのうしろにかくれていてください)

スライド6「魔女のなぞ」

わたし?(魔女の声) 
  「魔法の帽子は絵本の国のかなたへ消え去った。
   とりもどして、これからも絵本の国を探険していきたいのなら、
   このなぞに答えよ。」
(↑私?って・・・笑  魔女・オニの声担当・・・よくある話 笑)
   「今日の探険がおわるまでに、
    ここにいるみんなで答えをさがさねばならぬ。 
    それでは  答えよ!魔女のなぞに!」
   
   「たしかに そこに ある と思うのに 
    あしたは、もうないかもしれない と、不安になるときもある。
    それが あるだけで 暖かいのに 
    それのことを 考えて 心がこおるときがある。
    みんなに あるようで 自分にだけ ないような気もする
    あふれるほど 持っていて 幸せなときは 気づかないが 
    なくなると その大切さに 気づく
    心のとびらを あけるための 「鍵」となる 
    大きくて 強い物」

スライド7「閃光~答えをさがして~」
魔女の声「答えよ! 魔女のなぞに! 
     今日の探険で 答えを探すのだ! 
     ヒントは 小さい頃読んだ 絵本のなかに かくされている。 
     さあ! さがすのだ!」

司会二人
フェッテでくるくるまわりながら(がんばれっ!)上手に退場
閃光がマックスまでひろがったら、場内暗転

暗転のまま ナレーション・鬼太は下手陰マイクで

スライド8 「雪景色 川辺」

ナレーター(小5)
  「小さい頃 黒い鬼の子どもがでてくる本を読んだ。 
   本の題名は 「鬼太のぼうし」
  「雪がふる季節になると なぜか、あの子鬼のことを思い出す。 
   あの子の悲しみが
   雪のように、わたしの心につもっていくような気がする。」

スライド9「雪景色 庭園」
おにた(小2)
 「せつぶんって きらいさ。 
  にんげんって おかしいな おには わるいってきめているんだから。
  おににも、いろいろ、あるのにな。
  にんげんにも、いろいろ いるみたいに」

ナレーター
 「おにたは、気の優しい、ちいさい鬼の子どもだった。
  節分でどこでも豆をまくものだから、いくところがなくて、
  雪の中をはだしであるいて、
  豆のにおいのしない家をさがしたんだった。」

スライド10「雪景色 足跡」

おにた 
 「まめのにおいのしない、いいうちはないかなあ。 
  ひいらぎのかざってないうちがいいなあ。
  ひいらぎは おにのめをさすんだもの。」

ナレーター
 「絵本のなかでは、おにたは、お母さんが病気で、
  まずしくて豆も買えない女の子のうちをみつけて、
  こっそり天井にのぼったんだった。」

スライド11「雪景色 山道」
おにた
 「きっと ともだちになれるって おもったんだ。
  あのこ なんにも たべていないみたいだったし、
  かわいそうにって おもって ごちそうを よういして 
  もっていってあげたんだ。
  ちゃんと、むぎわらぼうしで つのをかくしてね。」 

なれーター
 「そうだったね。 
  おにたは、ちゃんと知っていた。
  鬼だってわかったら、話をしてもらえないって。
  だから、麦わら帽子で角をかくしていったのに。
  ごちそうだって、持っていったのに、
  鬼太が「鬼の子」だってわからなかったから、
  その女の子は、君にひどいことをいったんだったね。」

スライド12「雪景色 山頂」
おにた
  「 あのこがわるいわけじゃないって しってるよ。
    あのこは、ぼくが、おにのこだってしらなかったんだから。
    でも せっかく、ともだちだって、おもったのに
  『せつぶんのまめが あったら、
   おかあさんのびょうきがよくなるようにまめまきしたいなあ』
    なんて、いうんだもの」

ナレ-ター
  「そう。あの子は、君が鬼の子だって、しらなかった。
   だから、まめまきをして、びょうきのおにをやっつけるとか、
   おにがきたら、おかあさんのびょうきがわるくなる、
   なんて、いっちゃったんだよね。 
   そして、君は、悲しみのあまり、消えてしまったんだったね。
   麦わら帽子のなかに、くろい豆をすこし残して、
  「鬼にだって、いろいろあるのに・・・鬼にだって・・・」
   とつぶやいたっきり、消えてしまったんだったね。
   あの山のどこかに、いまでも君はいるだろうか。
   わたしは 時々君のことを思い出すよ。」

スライド13「雪景色 夕暮れ」
おにた
  「にんげんって、おかしいな。
   おにはわるいってきめているんだから。
   おににも、いろいろあるのにな。
   にんげんも いろいろ いるみたいに・・・。」

ナレーター
  「ほんと、人間っておかしいね。鬼太くん。
   絵本の中の君は、まるで、いまの私みたいだよ。 
   ひとりで、教室にすわっている私。
   こうやって、ひとりで学校から帰る私。
   友達に、話しかけたいのに、うまく話せない。
   こんな私の中には、いまでも、君がすんでいるのかもしれないね。」

スライド14「雪景色 幻想の山」

ナレーター
  「こんな日は、あの子のことを思い出す。
   雪の中を、消えていった鬼の子のことを。
   今日は、久しぶりに、あの絵本をよんでみようかな。 
   そして、明日こそ、
   だれかに 話しかけてみようかな。」


スライド15「アオオニの手紙」
(↑「ないたアカオニ」ラストシーンの手紙を、
 一文字づつ、ポツポツとあらわれるアニメーションで表示・読み上げ)

友達A 下手陰マイクでアオオニの手紙をよみあげる。
    読み終わったら、舞台1・2 客席1明転

友達A 
  「あかおに! あかおにったら! 
   このままでいいの! 
    あおおにさん、手紙をのこして
   どっかいっちゃったんでしょ? 
   泣いてる場合じゃないよ。ちょっと、あかおに!」

あかおにの巨大ペープサート(高さ2M以上・操作は高校生) 
下手暗幕の上にもっさりと登場(後ろ向きで・すねたように)

友達A 
 「今日は、ほかにも君に手紙がきているよ。
  よんでみるね。え~と 小学校5年生の女子B子さんからですって。」

(ここからの手紙は実際に子供たちが読後に書いたものです)

(手紙を読む)
  「赤オニさん。村の人たちと高よくなれてよかったね。
   でもきみはアオオニさんの手紙を読んでないてしまったね。
    わたしもキミと同じ気持ちになって涙がこぼれてしまったよ。
    君は青オニさんが、とても大事な友達だってことが
    よーくわかったんだよね。
    それなのに今度、いつあえるかわからないなんて悲しいよ。
    私は思うんだ。仲良くなった村の人たちに
    勇気をもって今までのことを全部話してご覧よ。
    君だって村の人たちにウソをついたままだと、
    いつまでも心が苦しいでしょ?
    きっとみんな んわかってくれると思うよ。
    そして アオオニさんも読んで 、みんなで仲良くしてほしいな。 
    5年1組 B子より…      
    ちょっと 赤鬼! きいてるの? 」

赤鬼「きいてるよ」

赤鬼ペープサートゆっくり回転させて、前をむかせる

赤鬼「お手紙はうれしいよ。 
   俺のことをかんがえてくれる子がいることもうれしいよ。
   でも、全部村の人に話したら、
   村の人は、きっとおれのことをきらいになるよ。
   乱暴者のオニだってだけじゃなくて、
   うそつきなんだっていわれるよ。」

友達あ 「何 なさけないこと、いってるの。
     もう一つお手紙が来てるよ。元気を出して聴いてよね。」

スライド16 「冬山」
   「赤鬼さん わたしは 中学3年生の女子です。 
    わたし、この本の最初のほうで、
    『おにどものためになるなら、
     できるだけ 良いことばかりしていきたい。
     その上にできることなら、
     人間たちのなかまになってなかよくくらしていきたいな。』
    といっていた君が、
    いっしょうけんめい、たてふだをたてたりしているところで、
    泣いてしまったよ。
    実は、わたしはいま学校でいじめにあっています。
    クラスの何人かがいっしょになって、
    いろいろなことを言われ続けました。ずっとです。 
   「勇気をだして 、やめてといえばいいじゃないか。」
   ともいわれましたが、そのひとことが いえないのです。
   人が信じられなくなったのはこれがはじめてです。
   だから、赤鬼さんが、立て札をたたき割ってしまった気持ちも、
  「ばかばかしいな。いまいましいな。」と思った気持ちも、
   すごくよくわかるんです。
   わたしも眠れなかったり、おなかが痛くなったり、
   死んでしまおうかとも思ったりしました。
   これは、仲間はずれにされた者にしかわからないよね。 
   でも赤鬼さんには、アオオニ君という友達がいてよかったね。
   わたしにもたったひとりでいい。
   本当に心からはなしができる友達がいたらいいのに。」

友達あ「なんて、かわいそうな手紙! 
    赤鬼!はやくお返事をしてあげなくちゃ!
    この子にひとりぼっちじゃないよ っていってあげなきゃ!」

赤鬼ペープサートゆっくり振り向かせて(ゆっくり!気をつけてね!)
 
赤鬼「こういうヤツらを「オニのような奴ら」っていうんだろう? 
   ひどいよな。つらいよな。
   人間も、オニも、同じなんだな。
   友達がほしくて、じぶんのことわかってほしくて。
   アオオニだけじゃない。この子だけじゃない。
   おれだって、ありのままの自分をわかってほしいんだよ。 
   ちょっと乱暴もので、でも気が弱くて、泣き虫なおれを、
   ありのままにさ・・・」

友達 「あかおに・・・ あんたって ほんとうにやさしいんだね。」

暗転し 赤鬼ひっこめる。上手暗幕上にアオオニのペープサート出す。
やはり うしろむきで、すねたように

(出たことを確認してから)舞台1・2 客席1明転

友達B「アオオニ! アオオニ! いつまでかくれてるの。
    アカオニクン 泣いてるってよ。
    ほっといていいのかなあ。 
    心配して、小学生のお友達から手紙がきてるよ。
    読むから聴いててね。」
   
   「青オニさんは大事な赤オニさんのために自分がぎせいになって
    悪者になってくれたんだよね。 
    君はとってもやさしくて強いオニさんだと思うよ。
    私なんて友達のためにそこまでできるかなって思っちゃうよ。
    でも赤オニさんは君がいなくなって悲しくて泣いているんだよ。
    君だってきっと寂しいはずさ。
    そんな気持ちでこのまま旅を続けるの? 
    そんなのダメだよ。
    早く帰っておいでよ。
    赤オニさんは君の帰りをずっとまっているよ。
    帰って村の人たちに話をしてみなよ。
    みんなきっと、君のやさしさに気づいてくれるよ。
    小学5年 A組 匿名希望 女子」
   
    「だってさ。 
     ねえ アオオニ、聴いてるの?
     すねてないで、こっちむいたら?」

アオオニ「すねてなんかないさ。ただちょっと、考え事をしていたんだ。」

友達B  「かんがえごとって、なにを?」

アオオニ 「いやあ、小さい頃はよかったなってさ 。
      赤鬼も、おれも、小さい頃からのともだちだ。 
      お互い、オニの子どうし、なかよくやってたのさ。
      だけど俺は、あいつが、
      人間と一緒に暮らしたいと考えているなんて、
       ちっとも知らなかったんだ。
      情けない話じゃないいか。友達だって言うのにさ。 
      あいつがおろおろと泣いている姿を見るまで、
      気づかなかったなんてさ。」
友達B  「しかたないじゃない。
      友達だって、言葉に出して言ってくれなきゃわからないよ。
      ああそうだ。
      もうひとつ、手紙がきているから 読むね。」
     
     「おれは、高校1年の男子です。
      おいアオオニ。悪いこといわないから、
      はやく赤鬼と連絡をとってやれよ。
      あいつもつらいとおもうよ。
      村の人にうそをついてるみたいなもんだからな。 
      おまえたち、乱暴者とよばれる奴らのことは、
      なんだかよくわかる気がするんだ。
      実はおれ、中学2年の2学期から今年の2学期まで
      友達をいじめてたんだ。
      遊びだと思ってたけど、あれは「いじめ」だった。
      なんだかむかつくっていうの? 
      そういうイライラした感じをおさえられなくってさ。
       そいつは全然悪くないこと、わかってたし 
       小さい頃は、親友っていってもいいヤツだったのにさ。
      いまでもなんでいじめてたのか、自分でもわからない。 
       最近新聞とかで、いじめられてる子や、
       いじめで自殺しちゃったヤツの作文とか 読んで、
       おれが遊び半分にどんな悪いことをしてたか
       思い知らされたんだ。 
      おれはあいつに謝った。あいつは許してくれたけど。
      おれは俺自身が許せない。
      これは、
      俺が一生抱えてかなきゃいけない問題なのかもしれない
      と思ってるよ。
      でもアオオニよ。 
      俺はこれから、ヤツの一番の味方になってやろうとおもうんだ。      「うざい」っていわれるかもしんないけど。 そうしたいんだ。       もう2度とあいつのさみしそうな目はみたくないからな。
      だからアオオニよ。赤鬼のそばにいてやれよ。
      それがむりなら、手紙くらいかいてやれよ。
      あいつだって、いつ村の人間からきらわれるかって、
      びくびくしてるかもしれないじゃないか。
      オニはオニ同士。
      あいつの気持ちが一番よくわかるのは、
      アオオニ、やっぱりおまえなんじゃないか。
      絵本の国に手紙をだすには、でっかくなりすぎた、
      思春期のかっこいいオレ様より。」
   
   「なにこいつ!ムカツク!勝手なことばっかりかいてさ!」

アオオニ 「こいつもさみしいんだよ。赤鬼だってそうさ。 
      まわりにくらべて、からだが大きすぎたり、
      太りすぎていたり して、自分を素直に出せないんだろうよ。」

友達B 「そういうけど、じゃあアオオニ あんたはどうなのさ。
     手紙を玄関にはりつけて、出てきたっきり、
     赤鬼に手紙一つ出さないじゃないか。」

アオオニ「いいかい、
     もう一回、その「ないた赤鬼」の本を最初からよくよんでごらん。      村の人たちと暮らしたいといっているのは、赤鬼だ。
      おれじゃない。
      おれは友達として、
      あいつの願いをかなえてやりたかっただけさ。」

友達B 「それで、もう友達にあえなくなっても? 
     そのことで、友達が泣いているってわかっていても?
     本当にそれでいいのかな。本当の友情っていったい何なのかな。」

友達A、音楽がはじまったら、下手から登場し、センターへ、
友達B 後ろ向きになってマイクを横に差し出す
友達Aそのマイクにむかって歌う。

心のつばさ(ミュージカルテンダーグリーンより 合唱)
 「もしも心に 想い運ぶ 翼あれば 
   伝えてほしい 同じ涙・喜びと
  そしてかわらぬ重さの命なんだと 
  ねがいは誰も同じと親しみを込め」

陰コーラス
  「もしも 星の夜なら、身を寄せてねむれ 
   なげきさえも 愛しい 息づきだから
   もしも 深い森なら 木漏れ日に踊れ、
   ふれた心 思いは 残るのだから」

陰コーラスの間に、一回転して Aが後ろ向きになりマイクを持つ、
Bが前を向く、歌う

「なぜ 苦しむのだろう、なぜ 悲しむのだろう 
  いきていることが つらいなんて 思いたくはない
  命は愛おしいと 抱きしめてみればいい、
  その手のぬくもりつたわるなら
  おそれは消え去る」

二人 「身体の傷より 痛む心よ、
    ともに生きてる 命の 親しみを持て」

二人・陰コーラス
    「もしも 星の夜なら、身を寄せてねむれ 
     なげきさえも 愛しい 息づきだから
     もしも深い森なら 木漏れ日に踊れ、
      ふれた心 思いは 残るのだから」
    
「心の翼よ 今 届かぬ思いを 乗せ、
 愛しい命の もと 羽ばたけ 願いを込め」

音楽高まって ファンファーレのように、スライドチェンジ

スライド17 「木蓮と詩~道~」

ナレーター(詩の朗読:画像に筆字で詩が浮かび上がります)
 
 「ー道ー  
   たくましい心は 友よ 
   あやまちを みのがさず
   ふみしめる ふみこえる 
   ふぶきをついて 
    よろこびへ

ナレーター(おにた)
  「すなおなからだは 友よ  
   あやまちを みのがさず
   ふみしめる ふみこえる 
   ふぶきをついて、よろこびへ」

ナレーター (下手から登場)
   「さあ、黒い子オニのオニ太くん。
    はずかしがってないで、でておいで。
    もうみんな、「オニにだっていろいろある」って
    わかってくれたから、でておいで。」


オニタ 上手から麦わら帽子をかぶって登場
    「ほんとうに、ほんとうにみんなわかってくれたの?
     もうぼうしでつのをかくさなくてもいいの?」

ナレーター「ほんとうだよ。ほら、みんながやってきた。」

全員、下手から登場、
上手下手から、赤鬼・青鬼のペープサートも登場しならぶ、
みんな、赤鬼や青鬼と握手するようにして、
おにたを、スクリーンの枠センターにすわらせて
定位置にスタンバイ、
音楽スタート「友達はいいもんだ」

「友達は良いもんだ」(合唱 ミュージカルユタと不思議な仲間たちより)
   ともだちは、いいもんだ 
   目と目でものがいえるんだ 
   こまったときは、力を貸そう 
   遠慮はいらない
   いつでも どこでも きみをみてるよ  
   愛を心にきみと あるこう」
 
(ここから手話をいれて:会場のみなさまごいっしょに!) 
   みんなは ひとりのために 
   ひとりはみんなのために 
   みんなはひとりのために 
   ひとりのために

音楽盛り上がって、センターのおにたのもとに集合してポーズ
スライドチェンジ

スライド18「いまこそこたえよ 魔法陣」

ドラゴンの声
   「いまこそ 答えよ、魔女の謎に。
    こころのとびらをあける鍵
    それはなにか 答えよ。答えよ!(荘厳に重々しく)」

A】 たしかにそこに ある と思うのに 
   あしたは、もうないかもしれないと、不安になるときもある。

B] それが あるだけで 暖かいのに 
   それのことを 考えて 心がこおるときがある。

C] みんなに あるようで 自分にだけ ないような気もする

D] あふれるほど 持っていて 幸せなときは 気づかないが、
   なくなるとその大切さに気づく

E] 心のとびらを あけるための 「鍵」となる 大きくて 強い物」

司会 「会場の皆さんも、いっしょに考えてください。
    みんな、わかった?
    会場のお友達に聴いてみて!」

(メンバーそれぞれ、会場の友達に聴きに行ったりする。
 このとき、お客様にこっそり答えを教えてください。
 次でいっしょにこたえられるように、お願いします)

(一同あつまって円陣をくみ、団結をあらわしたところで。)

司会 「では、みんなで一緒に答えてください。
    魔女の謎の答えを
    答えは?」
     
   「せえの!」

全員「友情です!」

音楽ファンファーレのように

スライド19「魔法陣をあやつる魔女~友情~」

魔女(私?)(←当時の台本のままです 笑)
 「そう、答えは友情」です。 
  友情という名の鍵で、お友達の心のとびらを ひらいてごらん 
  かたく凍った「根雪」をとかす、
  春のやさしい雨のように」 

音楽オルガンのように ドらゴンのテーマで、スライドチェンジ

スライド20「今月のアイテム」

ドラゴンの声
   「魔女の謎を解いた君たちに、今月のアイテムをさずけよう。 
    これは「記憶する砂時計」
    これまでの君たちの時間も、これからの君たちの時間も、
     一つ残らず、この砂時計に刻んでいこう 。
    たいせつなものを、こぼしてしまわないようにね。」

 暗転、メンバー下手に退場 
 音楽盛り上がって

スライド21 「なりきり探険ツアー、つづく」

音楽のおわりでスライドチェンジ

スライド22「ゲスト・コーナー」

司会 「つぎは、ゲスト・コーナーです。
    今月のゲストは、○●幼稚園の先生方です。
    では、みなさん、よろしくおねがいいたします。」

先生方、下手から登場(ペープサートの人形劇でした)
演技~ 終了~
終了後

司会 「どうもありがとうございました。
    みなさん、もういちど拍手」をお願い致します。」

音楽盛り上がってスライド・チェンジ

スライド23「お知らせコーナー」

司会  「つぎは、図書館からのおしらせと、
     メンバーからの本の紹介です。」
    「まず、図書館からのお知らせを、
     図書館の・・・・さんお願い致します。」

担当者 下手から登場、おしらせ、退場

    「ありがとうございました。
     それでは、次に、今日つかった、本の紹介をします。」

(小学校低学年のメンバーが本を持って題名・作者名を読み上げます)

1. おにたのぼうし  あまん きみこ 作
2. ないたあかおに  はまだひろすけ 作
3. いじめの現場「こどもたちの叫び声」  朝日学生新聞社編

退場、音楽もりあがって、スライドチェンジ
スライド24「今月の歌」

司会 「つづいて、今月の歌のコーナーです」
   「今月の歌は、「ともだちはいいもんだ」です。
    さっきも、物語のなかで1番だけうたいましたが、
    こんどはスクリーンに歌詞がでるので、
    みなさんもいっしょにうたってくださいね。」

前奏がはじまったらスライドチェンジ

スライド25「ともだちはいいもんだ 歌詞」

合唱定位置にて全員歌う。(手話もつける)

司会「今月はこれでおわります。
   さいごに、わたしたちのテーマ曲「夢のくにへ」をうたって
   おわかれします。」

CDNo.3をかける「夢の国へ」
 スライド26「ゆめの国へ」
全員合唱(キッズオリジナルソング)
ゆめのくにに とんでいこう 
くもをこえ とんでゆこう 
~中略~
もうすこし ゆめみようよ 
おとなたちに ないしょで

ゆめのくにに とんでいこう 
くもをこえ とんで とんで  とんでいこう!


曲の終わりで、暗転、メンバー下手から退場。
会場全体を明るくしながら、スライドチェンジ
スライド27 「エンドロール」                    


終了


© Rakuten Group, Inc.